「自業自得」の道理を心に持つ生き方こそが、宝。~釈迦の説いた「3とおりの長者」とは(2)

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この世に3とおりの長者があると教えられたお釈迦さま。

小さいころ、お金持ちになりたい、と誰でも一度は願ったことが有るんじゃ無いだろうか。
お釈迦さまは、「この世に3とおりの長者があるんだよ」と説かれた。

あなたは、どれになりたいだろうか?

前回は、1つ目の「家の長者」についてあなたとシェアした。
今回は、次の「身の長者」についてだ。

健康に恵まれた、しなやかな「身の長者」

どんな病気であってもその苦しみは「甲乙つけがたい」から、
「病」は、病だれに「丙」と書くのだと言う。
健康は、失った時、そのありがたさがしみじみと知らされるもの。

テレビをつければ、コラーゲン、コンドロイチン、オルギニン、グルコサミン、など、
さまざまなサプリメントの宣伝を見ない日が無い。
いかに、みんなの関心が高いか。

だからお釈迦さまは、「3とおりの長者」の2番目に、
健康という宝に恵まれた人は、まことに幸せな「身の長者」だと教えられる。

「因果の道理」を心に持つ生き方こそが宝

今これをお読みのあなたも、もしかしたら、毎日デスクワークに就いておられるかもしれない。
かく言う私もずっとそうなのだが。

実に耳の痛い話なのだが、椅子に座ってのデスクワークは、
毎時22分、寿命を縮めるとする研究結果があるそうだ。

だから、最近は立って会議やパソコンに向かう会社も多い。
あるいは、仕事の後や休日、公園でウォーキングしたり、体力づくりのためには、ジムにも通う。

自分が運動し、身体に良い物を食べなければ、健康は手らない。
「自業自得(自分の行いが自分の運命を作り出す)」だから、
仏教の「因果の道理(自分の行為が、自分の運命を生み出す)」を心に生きる人こそ、
「身の長者」と恵まれるのだろう。

さらに、「和顔愛語(和やかな笑顔と、相手を気づかう優しい言葉)」に心がけるだけで、まわりの人に幸せを振りまくことができるから、そんな人はなお、
身も心も健やかに過ごせるものだろう。