2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「愛は惜しみなく与える」は、本当か? 仏教に、「愛憎」という言葉があります。愛欲と憎しみのことです。普通、愛欲と憎しみは、全く別ものと私達は思っています。 しかし、仏教では「愛憎一如」と言う言葉があります。愛情と憎しみというものは、全く別も…
仏教では、私たち人間を「凡夫」といわれます。有名な『歎異鈔』には、私達人間は、「煩悩具足の凡夫」である、と書かれます。欲や怒り、ねたみ・そねみの煩悩の塊で、悩み続けるのが私達人間だ、ということです。「凡夫」、つまり人間とは、煩悩具足である…
私達が死ぬこと。やがてやってくる100%確実な未来でありながら、考えたくない、いやなことです。 それは、仏教で「死王」と説かれるのは、いつ何時やってくる、一切の情け容赦の無いものだからです。 いつ何時「無常の風」に誘われるかしれぬわれわれの…
一休が歌った「流転輪廻」の実態 仏教には、「流転輪廻」という言葉があります。「流転」というのは、車の輪が回るように、同じところをぐるぐると回るということです。同じことの繰り返しとは、辛いことです。 一休は、 人生は喰って寝て起きて糞たれて子は…