今の私の行いが、すべからく、私の未来を生み出す。

仏教の根幹である、「因果の道理」とは。

仏教の根幹は「因果の道理」
根幹とは、根っこであり幹だから、
なければ木が枯れてしまうもの。

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これがわからなければ、お釈迦様の教えはわからない、
と言われるのが、因果の道理

ひらたい言葉でいえば、原因と結果の普遍の法則です。

原因無しに起きる結果は絶対に無いし、
原因があれば必ず結果が生じる。

これには、100%例外無いのだよと
説かれているのがお釈迦様なのです。

「頑張っても報われないこともあるよ」。
「悪いことやってもばれずにうまくやっている人、あるじゃないか」。

わたしたちはえてしてそう思うもの。

今の私の行いが、すべからく、私の未来を生み出す。

しかし、お釈迦様は「自業自得」と説かれて、
「自分の行い(業)が、自分の運命(得)を生み出すのだよ。
だから、報われない努力なんて絶対にない。
悪事がその時、ばれなかったとしても必ずその報いは受ける。
だから、陰ひなたなく努力しなさい」と、教えられています。

「自業自得」とは、因果の道理を一言で表わした言葉。
何も悪いことだけでない、
善ことも悪いこともみな、自分の運命を生み出したのは、
過去の私の行いであり、
今の私の行いが、すべからく、私の未来を生み出す。