生きている私達にとって、最も知りたいことは何か。

試験前になると、部屋の掃除をしたくなる人があります。
(恥ずかしながら、私のことです。)
最初は机の周りだけにしておこうと思ったのが、
次第に、引き出しの中も。
そろそろ勉強に戻ろうかと思うと、今度は押入れの中が気になってくる。
押入れを開けてしまうと、小学校の卒業アルバムが出てくる。
あの頃は楽しかったな、なんてノスタルジックな感覚に浸っているヒマは
ないはずなのに、時間はどんどん過ぎてゆきます。

普段は全く部屋の整理などしようとしない人が、
何で試験前に限って、整理をしたくなるのか。

嫌なことを目の前に、何かでごまかしたくなる。
しかし、何の解決にもなりません。

問題の原因を見て、その解決を図らねば、事態は一切進展しないのです。

胃が弱く、以前、常に正露丸を持ち歩いていたのですが(汗)、
「腹痛」が起きると、まず、安静にするか、薬を飲みます。

直らなければ、医者にかかるわけですが、
とりあえず、この薬を飲んでおけばよいでしょう、との
無責任が有れば、問題えです。

まず、最初に問診があります。
いつから痛みましたか。どんな痛みですか。
何か、悪いものを食べましたか。

次に、聴診器を当てたり、触診があって、「診断」です。
診断の診は、診察の診。みる。
結果には必ず原因がありますから、腹痛の原因を、よく診る。

そして、その原因は何なのか、判断する。
胃がんを胃潰瘍と診断したら、大変です。
誤診があってはならないです。

ですから、お医者さんの急務は、正しい診断です。
腹痛を起こした「病因」を正しく診断する。

その上での「治療」であり、「全快」に結びつきます。

「腹痛」という結果に対しては、まず「病因」を正しく診断。
そして、「全快」という結果に導く「治療」が施されます。

生きている私達にとって、最も知りたいことは何か。
私達が生きているのは、幸福という運命を得るためではないでしょうか。
その、幸福や不幸ということは、何によって決まるのか。

苦しみの原因と結果、幸福になる原因と結果の4つの真理(四聖諦)を、
解き明かされたのがお釈迦様でありました。

生まれつきなのか、胃の調子がすぐれないことがあり、
胃カメラを受診したことがありました。
サインした書類に、もし重篤な疾病が発見されたら、
告知を希望するか尋ねる項目があり、ドキっとしました。

重篤な症状を誰にも告げなければ5年生きられても、
家族に告げれば2年、本人に告げれば寿命は1年とも言われます。
長く生きるのが良いとすれば、治る見込みのない病を告げるのは逆効果です。

その上で、患者に症状をありのまま告げる医者があれば、
完治させる自信を持った医師でありましょう。


あなたのつらい心が、ふっとラクになるお釈迦様の智恵。
http://atsushi-sasaki.com/book/applly_a.html

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