お釈迦様が、今から2600年前、私達に教えられた教えを、 今日仏教と言われます。その教えを、仏法とも言われます。 法という字は、今日、憲法、法律、交通法規などの言葉で 使われる字です。 日本の憲法は、戦後制定されて以来ずっと変わっておらず、 改正するには、国会で3分の2以上の承認を得た上で、 国民投票過半数を得る必要があるなど、多くの手続きが必要な、 厳密なものです。 また、法律、交通法規といっても、一度制定されたならば、 コロコロと変わらない、また、コロコロ変わってもらっては困るものです。 朝は、赤信号が「止まれ」だったのに、夜になったら「進め」になっている、 ということでは困るのです。 しかし、永遠に変わらない、というものではありません。 時代によって、状況によって変えてゆかねばならないのが、それらのものです。 一方、お釈迦様が「法」と言われているのは、 いつでもどこでも変わらないものを言われます。 これを「三世十方を貫く」、と言います。 「三世」とは、現在、過去、未来のことで、いつでも、ということ。 「十方」とは、東西南北、上下に加え、東南、南東などの4つの方角を意味する 四維を併せて十方と言いますので、どこでも、ということです。 いつの時代でも正しいこと、どこへ行っても変わらぬことを、法と言われます。 そんな、「法」をお釈迦様は説かれました。 古今東西、すべての人がどうしたら本当の幸せになれるのか。 ここ1つに、お釈迦様45年の教えのテーマは絞られています。
あなたのつらい心が、ふっとラクになるお釈迦様の智恵。
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