私達は、自分のことは、自分が一番よく知っていると思っています。
あるとき、乙姫さんが魚たちに尋ねました。
「この玉の色を見分けた人に、ご褒美をあげましょう」
(本当は、人ではなく、魚ですね。)
すると、 「黒!」と黒鯛。鯖は「青!」。カレイは「薄茶色!」と、
元気よくいろんな答えが返ってきました。 どれが本当の色でしょうか?
「実は、玉は無色透明。皆さんの体の色が映っているんですよ」
私達は、みな、自分の考えや感情の色眼鏡をすべて抜き取り、
何も見ることはできません。
アドバイスを、 真摯に受け止める姿勢を持ちたいものです。